環境王国 鳥取県江府町(こうふちょう)

持続可能な「3000人の楽しいまち」

江府町(こうふちょう)は、日本遺産にも認定された中国地方最高峰「大山(だいせん)」南麓の中山間地域に位置する人口2,800人の小さな町です。西日本有数の豪雪地帯で冬の寒さは厳しく、積雪は2メートルを越えますが、春の訪れとともに雪解け水は奥大山に広がるブナ林に蓄えられ、やがて幾本もの清流となり「河川(江)が合流して中心(府)となす」という町名の由来どおり、良質で豊かな水に恵まれています。

基幹産業である農業では、この「水」と大山特有の「黒ぼく土」、高原地帯の冷涼な気候を活かして稲作に力を入れているほか、白ねぎ、トマト、蕎麦などを栽培しています。また、サントリー天然水奥大山のほか、ミネラルウォーター製造業3社、製氷業1社が操業しており、水を守り活かすまちづくりに取り組んでいます。

鳥取県江府町 町長 白石祐治

鳥取県江府町 町長

白石祐治

環境王国としての
取り組み

森林環境保全活動:サントリーと地域住民が一体となって下草刈り、枝打ちなどの森林環境保全活動を行う「天然水の森奥大山」(174ha)では、小学生を対象とした体験型水育学習「森と水の学校」も開催しています。この他にも、ブナの実を拾い集め苗木として育てた後に山に返す「ブナの実プロジェクト」など、森づくりを通して水の大切さを学んでいます。

農山村環境保全活動:地域と企業が連携し、農山村の環境保全活動を実施。蕎麦栽培による遊休・荒廃農地の解消や沿道景観対策のほか、「奥大山蕎麦」として商品化にも取り組んでいます。

土づくりの農業推進:町堆肥センターで、安価で良質な堆肥を生産供給するほか、農業公社による散布も実施し、健康な土づくりを推進しています。

江府町の
特産・名産品など

鳥取県江府町へのアクセス

電車(JR)の場合
JR山陽新幹線「岡山」駅から
JR伯備線経由「江尾」駅下車

車の場合
米子自動車道「江府」I.C.より3分

飛行機の場合
米子空港から車で60分

江府町